さて、前回保留とした6マナ域生物の選択に入ろう。
おさらいすると、候補は以下のとおり。

《不浄なる者、ミケウス》
《墓所のタイタン》
《虐殺のワーム》
《ワームとぐろエンジン》

《暗黒の儀式》や《陰謀団の貴重品室》などのマナブースト無き今では、6マナ域生物は少々重い。
採用する場合はせいぜい1~2枚だろう。
そうなるとかなり終盤で引いた場合でもキッカリ仕事をしてくれなければ困る。

現環境下、黒単が生き残るために忘れてはならないことがあると私は考える。
即ち、高マナ域で守るだけのカードは採用するなである。
終盤の一押し、もしくは相手の猛攻を何とか切り抜けるために最良の策は相手のクリーチャーを潰すか、ライフを削るかである。
それを考えた場合、まっさきに弾かれるのがミケウス[1]である。
こいつが場に出た所で相手のクリーチャーは死なないし、ライフも削れない。
擬似《復讐に燃えたファラオ》能力と他のクリーチャーに除去耐性をつけるが、前者は自分のライフを犠牲とするし、後者の能力はそもそも余りクリーチャーが多く並ばないこのデッキには不向きだ。

候補が3つに絞れたわけだが、ここからが難しい。
残り3者とも攻守を同時に行える優秀な生物だ。
ここはもうメタ次第といっていいだろう。
制圧力で劣るなら《ワームとぐろエンジン》。
展開力で劣るなら《墓所のタイタン》。
トークン・ウィニーデッキが蔓延していれば《虐殺のワーム》。
現状では、プロテクション(黒)に対する警戒として《ワームとぐろエンジン》を採用しておく。

【2】枚数の選択
デッキの特性上、《ファイレクシアの抹消者》と《鞭打ち悶え》を主軸とした形になるのは明らかである。
これらは4枚ずつ採用で問題ないだろう。
また、最近ホットな《ゲラルフの伝書使》も4枚採用で疑問はないはずだ。
残りの低マナコスト域及び高マナコスト域でのクリーチャー選択であるが、この辺はもう趣味の領域としか言いようがない。
現状、黒単ゾンビが隆盛してきているようなので、差別化のためにも私としては1マナ域ゾンビ達は使いたくない。
という訳で以下のような枚数選択でいかがだろうか。

クリーチャー(10+4/6)
【メインボード】
4 ファイレクシアの抹消者
4 ゲラルフの伝書使
2 ファイレクシアの変形者
4 鞭打ち悶え
【サイドボード】
2 ワームとぐろエンジン
4 ファイレクシアの十字軍

最大20枚体制である。
ここで全く話題に上がっていなかった《ファイレクシアの変形者》がいきなり出てきているが、クリーチャーの水増しかつミラクル[2]対策のために2枚だけぶち込んだ。
実は昨日思いついたので、書けなかっただけですすみません。

次回はメインボードの残りについて考察したい。

■カード名注釈
[1]不浄なる者、ミケウス
[2]ミラディンの十字軍

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